定量的マクロ経済学と数値計算

R ― インストールと環境構築

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Rは統計解析などに優れた言語ですが、数値計算用途としても使えます。ただし、繰り返し計算が遅いという問題があるため、数値計算を主目的としてゼロから始めるのであれば別の言語を選んだほうが無難です。

Rで数値計算(統計解析も)をしたい場合、RStudio を使うことを強くお勧めします。

Note:Rのプログラミングスタイルは時代によって変化があります。今は tidyverse に準拠する人が多いようです。Rは歴史があるソフトウェアなので解説書もかなり昔からありますが、あまり古い本だとモダンなスタイルではない可能性があるので注意してください。


R本体をインストール

RStudioを使うためには先にR本体をインストールする必要があります。

R公式HPからダウンロードして、インストーラの指示に従うだけです。

⬇ はMacにインストールする際のウィンドウ例(続けるを選択していくだけでOK)。

Rインストール1

Rインストール2

Rインストール3


RStudioをインストール

RStudio公式HPからRStudio Desktop(Free)をダウンロード(「2: Install RStudio」をクリック)。

指示にしたがってインストールをすればOKです。

⬇ Macの場合はアプリケーションフォルダにドラッグするだけ。

RStudioインストール

RStudioとは? 統合開発環境(IDE: Integrated Development Environment)です。コードを書く・変数の値を確認する・デバッグ・図を出力するといった一連のプログラミング作業を一つのソフトウェアでまとめて行えます。


Positron(新しい選択肢)

Positron はRStudioの開発元であるPosit社が2024年にリリースした新しいIDEです。RとPythonの両方に対応しており、VS Codeベースで構築されています。RStudioに慣れた人も違和感なく移行できます。

Positron 公式サイト


Quarto

Quarto はRMarkdownの後継として開発された、R・Python・Juliaに対応した統合ドキュメント作成システムです。コードと文章を混在させたレポート・スライド・書籍を作成できます。RStudio・Positron・VS Codeとの連携が可能です。

Quarto 公式サイト


おまけ:JupyterにRを追加

Jupyter NotebookでRを使うことも可能です(詳細は、例えばこちら(外部リンク)を参照)。ただし、RはRStudioで十分なので、あえてJupyterを使いたくなる場面は多くないかもしれません。Rでノートを取りながらコーディングをしたい場合、Jupyter NotebookではなくQuartoを使う方が楽です。


参考HPとリソース

RとRStudioを用いた統計解析:立命館大学の森先生のサイト(RStudioのインストール方法から丁寧に説明)

卒業論文のためのR入門


参考文献

  1. 浅野正彦・中村公亮 (2018)『はじめてのRStudio エラーメッセージなんかこわくない』オーム社
  2. 松村優哉・湯谷啓明・紀ノ定保礼・前田和寛 (2021)『RユーザのためのRStudio[実践]入門』技術評論社
  3. Michael Freeman and Joel Ross (2021)『データサイエンスのためのRプログラミングスキル』共立出版
  4. 今井耕介 (2018)『社会科学のためのデータ分析入門 上・下』岩波書店
  5. 星野匡郎・田中久稔・北川梨津 (2023)『Rによる実証分析 [第2版]』オーム社
  6. 松浦寿幸 (2024)『Rによるデータ分析入門』東京図書

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